kosho's Report #1

鶴見新世界 平成9年1月5日

初めて投稿させていただきます。

昨日(H9/1/5)鶴見新世界に行って参りました。ストリップを見るのはおそらく 3年ぶり位と思われますが、堪能したので少し感想をのべます。
今回は、8人ほどの踊り子さんが出演していて、それぞれ趣向を凝らした良い舞 台と思いましたが、中でも印象に残ったのは次の二人です。


早乙女宏美さん。

初めて見ましたが、SM仕立ての構成でした。

本来、SMと言うのは見る側の嗜好が大きく関わるでしょうから、かなり難しい舞台になるはずです。 現に、本人の思いこみだけて作ったSMショーにはいい加減にせんかと言いたくなる場合も多いのですが、 早乙女さんの場合は、十分に楽しめる物でした。

まず出だしが黒基調のバレーコスチュームでチゴイネルワイゼンをバックに登場しましたが、 非常にワイルドで、雰囲気を盛り上げています。それから縄、ろうそく、つり下げ、鞭と続き、 最後に切腹で締めくくるという、どちらかと言えば本来どぎついかと思われる構成ながら、 流れが自然でつい引き込まれてしまいます。

何より特筆すべきは、彼女の表情でしょう。本来なかなかの美人ですが、表情を相当研究しているのでしょう、 非常に妖艶で、またエロチックであり舞台の間、ずっと表情を見つめていてしまいました。

特に、最後の切腹に変わる時などは、初めの陶然とした表情から、一転、切って(むろん芝居ですが) 苦悶の表情に移る時などたとえようもなく美しく、それを見るためだけに通ってみたくなるほどです。 昨日今日始めたのではない年季の入った舞台であったと思います。

バックミュージックも、おそらくクラッシックが好きらしく、冒頭のチゴイネルワイゼン、ボレロ、 マーラーのアダジェット(だと思いましたが)などを効果的に使っていたのが印象に残りました。

私自身、SM嗜好はあまり強くなくこの手のショーはあまり観ません。 しかし、彼女のショーに限って言えば、次の機会にでも是非また観たいものだとおもいます。


桜木桃香さん。

とにかく美人だと言うこと。特有のメークアップためもあるとしても、 ストリッパーの中には信じられないほどの美人がたまにいますが、彼女は筆頭にあげて良いでしょう。

かなりの長身で、バランスのとれた体をしており、 顔がまた見事に整っており、それを上手に活かした表情も身につけているようです。

フランス人形のようなコスチュームで登場しましたが、彼女の長身と美貌に 実にマッチしており、いずれまた観たいとおもいました。


私見ですが、ストリッパーはおそらく30代の初め位が一番脂がのりきっているのではないでしょうか。

確かに20代の方が体はきれいなのが普通でしょうが、 本人が精進すれば30代の初めにもっとも完成した体を作り上げ、それを長く維持することが出来ます。 また、芸も踊り子としては完成させることが出来るでしょう。

若い踊り子さんのぴちぴちした体を観るのも楽しいですが、 きっちりと精進し体も芸も完成している30代初めの踊り子さんを観るのは、 本当の楽しみと思っております。

わたしは、気に入った出演者がいると知って観に行く方ですが、 彼女らのその時々のスケジュールが分かる資料が、たとえば本ホームページにでも載れば助かります。 何とかならないものでしょうか。確かに踊り子さんの数は多く、 劇場も日本中にありますから、むずかしいでしょうねぇ。何か良い方法があったらお教えください。

最後に。鶴見新世界のこのローテーションは1月10日までです。 近くの方はぜひごらんになってみてはいかがですか。


by kosho


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