アナウンスの後チャイナポップスが流れ始め、ステージが明るくなります。 赤のゴージャスなチャイナドレスに水色のジャケット、大きな羽根扇子をも ってしなやかに踊ります。ここ伏見はがらんと広い劇場で音響が少しこもり 気味なのと後ろのほうのお客さんのおしゃべりがうるさいのが気になります。 初めてみる実物のマリアさんはとても可憐で可愛いいと思いました。広めの 本舞台でしとやかに踊っている様子は、見たことはないけれど、中国のお姫 様のようです。「ああ、可愛いな。いいなあ」と思っている間に引っ込んで しまいます。
曲がビートの効いた曲に変わり、ジャケットを取ったマリアさんが出てき ます。今度は少し大人びたメリハリのあるダンスです。体全体をビートに乗 せて踊りながら、複雑なステップを切ります。深く割れたチャイナドレスの 裾のスリットをはだけて、美しい足を見せてくれます。お姫様が少しやんち ゃになったかんじです。表情からもそんな印象を受けました。普通の踊り子 さんの踊りは巧い人でも、次の動きの予想がつき、気を抜いて見ていても大 丈夫なのですが、マリアさんのダンスは全く予想ができない、それでいて美 しい動きで全く目を離せない緊張感がすごいものです。このあたりから、周 囲のお客さんも「おお、これはすごいぞ」という感じで注目し始めたようで す。
こんどはスローナンバーで再登場。上げていた髪をおろして、鮮やかな青 のピンヒールに履き替えてます。まったく別人になったような大人の女にな りました。けだるい曲にのって悩ましげに盆の方へ来ます。思わず手を叩い てしまいます。それにしてもこの変身はなんなんだろうと思わせるイメージ チェンジです。本舞台に戻って、チャイナドレスを脱ぎますと美しい体のラ インに水色のスパンコールのツンブラがとても映えて見えます。「ああ、も うちょっと」と思っていると引っ込んでしまいます。こういうタイミングと か間のようなものがベッドを待つ男の気持ちを否応なく盛り上げていると思 います。
こんどは水色のツンだけして、黄色の羽がついたマフラーで再登場。色彩 的にもすごく奇麗。スローな中国琴のような音色が緊張感を煽ります。ゆっ くりとした動きで盆まできたマリアさんはまるで時間が止まってしまいそう な動きで腰を落とします。いよいよベッドです。悩ましい、いとおしい、 そういう言葉は百個使っても表現できないような男を堪らなくさせる表情で 視線を振りまきながら、あくまでゆったり動きます。
曲が変わって、水色のツンを脱ぎます。体の美しさを”200%”強調す る動きが堪りません。私はマリアさんの細くくびれた腰から豊かなヒップへ のラインが強調される後ろ向きに膝まづいているポーズで盆が一周している シーンが忘れられません。とにかく完成度が高いベッドで他の動きも一つ一 つに意味があるように感じられるベッドです。息を詰めて見ていると、マリ アさんは立上がってしまいます。本当に心のそこから、「ああ、帰らないで もっと見ていたいのに!」と思います。
さてベッドが終わって、本舞台でフィニッシュのポーズを決めて、マリア さんが引っ込むと客席のお客さんは本当に幸せそうな表情をしています。あ る意味ではぽかんと間抜けな表情です。私もこんな顔をしているのかなと思 うと少し恥ずかしくなってしまいました。
アップテンポの曲がかかり、オープンです。どこからともなく手拍子が聞 こえるのはマリアさんのベッドに皆さんが魅了されたということでしょう。 鮮やかな赤のオープン着で出てきたマリアさんは、また別人のような晴れ晴 れとした笑顔です。カブリツキのお客さんに一人一人微笑みながら、次々と 手際よくオープンをこなしていきます。その姿のとても愛らしいこと。長め のオープンだと思いますがあっと言う間に終わってしまいます。「もっと、 もっと」という気にさせる人ってあまりいないですね。
5月1日−10日
織田とも子(AVポラ)、赤木佐知(AVポラ)、市原優希(ポラ)、
神崎ちはる(ソロ)、小泉ゆか(ソロ)、ちなつ(タッチポラ)、ももこ(ソロ)
エリカ(タッチポラ)
MadTom
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