Mule のインストール


まず,必要に応じて Wnn や Canna をインストールしておきましょう. これらを先にインストールしておかないと, Mule から使うことはできません.

続いてインストールする Mule のヴァージョンを決めましょう. ヴァージョンについては Mule のヴァージョンのページを参照してください. ここでは,できるだけ新しいものということで, Emacs 20.2 を例に説明します.

それではソースを入手しましょう.Emacs 20.2 は emacs-20.2.tar.gz というアーカイブで配布されています. ただし,これだけでは Wnn や Canna は使用できません. ここでは RIM-NET の沖さんによる GNU Emacs 20.* のページで配布されている, emacs-20.2-wnn6.tar.gz を使用します. 名称は Wnn6 ですが,Wnn4 や Canna もサポートされています.

emacs-20.2.tar.gzemacs-20.2-wnn6.tar.gz を展開し, パッチを当てます. 以下のような手順になるはずです.

gunzip -c emacs-20.2.tar.gz | tar xf -
gunzip -c emacs-20.2-wnn6.tar.gz | tar xf -
cd emacs-20.2
patch -p1 -s < ../emacs-20.2-wnn6.diff

ソースの準備が出来たら ./configure を実行します. このとき,必要に応じてオプションを指定する必要があります.

--with-wnn
Wnn を使用するときに指定します. 必要に応じて,次の --with-wnn-includes--with-wnn-libraries も指定します.
--with-wnn-includes
Wnn のヘッダファイルがあるディレクトリを指定します. 例えば /usr/local/include/wnn にあるなら, --with-wnn-includes=/usr/local/include/wnn とします. Wnn4 のデフォルトは X と同じディレクトリになっています.
--with-wnn-libraries
Wnn のライブラリ(libwnn)があるディレクトリを指定します. 例えば /usr/local/lib にあるなら, --with-wnn-libraries=/usr/local/lib とします.
--with-canna
Canna を使用するときに指定します. 必要に応じて,次の --with-canna-includes--with-canna-libraries も指定します.
--with-canna-includes
Canna のヘッダファイルがあるディレクトリを指定します.
--with-canna-libraries
Canna のライブラリ(libcanna など)があるディレクトリを指定します.

そのほかにもオプションはありますが, デフォルトを受け入れるなら特に気にする必要はないでしょう. ./configure --help でオプションの一覧を表示しますので, 気になる方はご自分で調べてください.

configure が終了したら make を実行します. Mule は大きなプログラムですので,完了するまで時間がかかります. 特に問題がなければ,実行ファイル(この場合 emacs)が できるはずです. 完了したら root になって make install を実行します.

最後に,デフォルトの設定を行います. Emacs の設定は Emacs Lisp という言語で記述します. ファイルは /usr/local/share/emacs/site-lisp の中の site-start.el および default.el です. 両者の違いは,site-start.el が無条件に 最初に読まれるのに対して, default.el は個人設定の後に読まれ, 読まないように設定することも可能だという点です. 特に理由がない限り default.el の方に記述することを お勧めします.


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