Emacs-W3 における国際化


現在の WWW ブラウザのうち, 本当に国際化を実現できているものは,ごく少数です. その差は http://www.ntt.co.jp/japan/note-on-JP/multi-example.html を見れば一目瞭然. そう,多くのブラウザは, 1ページに複数の言語を混在させることができないのです. これができるのは,Mule 上の Emacs-W3 と, 後は W3C が作った Arena を Omron が国際化した Arena i18n くらいでしょうか.

こう書くと,「私は日本語さえ表示できればいい」と言う人が 少なからずいます. しかし大部分のブラウザは,日本語だけのページすら 「ちゃんと」表示することはできません. そもそも,禁則処理さえできないブラウザが大部分なのです. 英語以外なら平気で行の先頭に句読点をつけています. Emacs-W3 は Mule の禁則処理を使用しますので, こんなことはありません

コード系の判別はどうでしょう. Mule 上の Emacs-W3 で文字化けが起こることは, ほとんどありません. あなたがお使いのブラウザはどうですか. Shift-JIS や EUC のページが化けるのは仕方ないとも思えますが, 使用言語で「日本語」を選び,しかもページが ISO-2022-JP (いわゆる JIS コード)で書かれているのに文字化けしたなんて ブラウザもありますね. ISO-2022-JP では文字化けは起こりようがないのです. どういう解析をしているんでしょうね. たいてい「Reload」すれば直るようですが, 一度でもそういう表示を行なってしまうというのは不思議です.

「日本語だけ」という人の中にも, 日本語と英語は使いたいという人が多いことでしょう. しかし言語を「日本語」にしたまま英語のページを参照すると, 人名に突然現れる不思議な漢字…. 「英語」にすると,アクセント記号のついたアルファベットだったことが わかります. こういうブラウザを使う人は,そのたびに言語を切り替えるのでしょうね. Emacs-W3 には,そもそも「言語選択」がありません. それでも(ちゃんと書かれたページなら)正しく表示されます.


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