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HttpLog
Last Update 1999/8/2
HttpLogはhttpを用いた各種通信のログを取ることができるソフトウェアです。
HttpLog及びこのページの意見、感想その他はPC SQUAREの掲示板、もしくはseiitiro@tk.airnet.ne.jpまでどうぞ。
目次
HttpLogとは
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HttpLogはプロキシのように振る舞うことで各種httpトランザクションのログを取ることのできるソフトウェアです。
HttpLogを使用することでNetscapeNavigatorやIEをはじめとするブラウザ、その他httpを使用するソフトウェア(ただしプロキシの設定ができる物に限る)のログを取ることができます。
左の見本画像はNetscapeNavigatorでwww.microsoft.comに接続した様子です。 |
HttpLogのダウンロード
HttpLogのダウンロード
一応アーカイブはNortonAntiVirusとウイルスバスター98(いずれもNT版)の公開時点での最新パターンでウイルスチェックはしてますし、開発環境はNortonAntiVirusが常駐しているので恐らく大丈夫だとは思います。
しかし、こんなご時世ですので不安な方は各自チェックをお願いします。
リンク先がcgiになっているのはダウンロード回数をチェックするためで、ちなみに現在のダウンロード数は 1823
回です。
HttpLogの使用方法
まずは起動
起動すると以下のダイアログボックスが表示されるので、使用するポートと、経由させるプロキシサーバを入力してください。
プロキシサーバは必要のない場合入力しなくてもかまいません。
HttpLog側の作業はこれでおしまいです。

引き続きログを取るソフトウェア側の設定を行います。
ソフトウェア側の設定(NetscapeNavigatorの場合)
HttpLogを起動したらプロキシの設定を行います。
NetscapeNavigatorの場合は 編集−設定−詳細−プロキシ で行います httpのプロキシの欄に127.0.0.1(HttpLogを起動したマシンで実行する場合)と先ほど設定したポートを入力します。
これで準備は完了です。


ソフトウェア側の設定(IEの場合)
IEの場合は インターネットオプション−プロキシサーバ−詳細 で設定を行います。
プロキシサーバを利用してインターネットにアクセスのチェックがついていることを確認してください。
httpのプロキシの欄に127.0.0.1(HttpLogを起動したマシンで実行する場合)と先ほど設定したポートを入力します。
これで準備は完了です。


他のソフトウェアの場合は上の例を参考に設定してみてください。
後はブラウザなどを操作してHttpLogの画面を眺めているだけです(^^;;。
HttpLogの仕様・制限
- エラー処理はあまり強くないので、わざと負荷をかけたりして試すようなことはしないでください。HttpLogを経由して重いサーバに直接接続するのも避けた方が無難です。どうしても重いサーバに接続したい場合にはプロキシを経由して接続するようにしてください。
- PUTメソッドなどにも対応したつもりですが、現時点では試してないのでバグってるかもしれません。
- HttpLogはブラウザなどにとっては単なるプロキシサーバに見えます。ソフトによってはプロキシサーバ接続の場合と、直接接続した場合でリクエストヘッダを変える物があります。HttpLogはその動作原理上直接接続した場合にのみ出力されるヘッダを取得することはできません。
- HttpLogがログをとれるのはあくまでhttpのみです。ftpその他のプロトコルのログを取ることはできません。
- テキストを表示する部分はワードパッドと同等の物(ただし、書式編集機能は無効になっています)を用いているためやや重めです。これはメモ帳相当の物を使うと最大64KBのテキストしか編集できなくなってしまうためです。印刷機能などについてはVisual
C++のAppWizardが生成した物そのままにいっさい手を着けていないうえ、試してすらいません。多分動くとは思うのですが、印刷したい方は別なソフトに張り付けた印刷した方がよいでしょう。
- テキスト編集がワードパッドと同等なので画像を張り込んだりすることもできますが、 これは私が意図した使い方ではありませんし、テストもしてません。やらない方がいいと思います。
- マルチスレッド処理で同時に複数のトランザクションを処理し、到着したヘッダから順次表示しているので表示されているヘッダの対応が分かりにくくなることがあると思います。
- レジストリは"HKEY_CURRENT_USER\Software\SEM-Software\HttpLog"を使用します。HttpLogを今後使用しないという方は削除してください。ただし、レジストリの操作は危険を伴い、操作を誤ると最悪の場合Windowsが起動しなくなることも十分にあり得ます。消さなかったからといって悪影響を与えることは基本的にありません。強いて言うならこのキーの分レジストリが大きくなりますが、消したからといって再構築しない限り小さくはならないのでほとんど意味がないと思います。
- 内部で使用しているバッファのサイズは4KB固定です。
現時点で判明している不具合
Ver0.1では起動するとlog拡張子のファイルがHttpLogに関連づけられてしまうことがあります。その場合以下の手順で修正してください。
エクスプローラを起動(マイコンピュータでも可) − 表示メニュー − オプション − ファイルタイプ で登録されているファイルでHttpLogドキュメントを選択
接続先が192.168.1.1などのようにIPアドレス表記の場合接続できないことがある。とっくに対応したはずだったんだけどなぁ。
HttpLogの更新履歴
バージョン
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日付
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更新内容
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Ver.0.01 |
1999/7/7 |
ログの拡張子をlogからhlgに変更、アイコンを変更、ツールメニューを増設。 |
Ver.0.1 |
1999/6/21 |
最初のバージョン |
Seiichiro Mochida
seiitiro@tk.airnet.ne.jp